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せめて・・・

2012/10/06 01:25
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彼から、調教頂けそうな『機会』があった。

私は、『夢のよう』と、遠足前の子供のように
はしゃいだ。

心が踊り・・幸せを実感したいと思った。
彼に会えるまでの時間、予定を立てて、後悔しないようにしたい・・・とも思った。

でも、彼の『機会があるかも・・』と言う1文に
期待してはいけないと思い、心を抑え、
『キャンセル』もかなりに確率で覚悟していた。



彼に会えることを楽しみに待つ‥・という当たり前の
気持ちすら、彼は消し去るべきだと
調教したような気さえする(笑)



過去にも、急な会議が入り、キャンセルになったことがあった。

その時、私は、がっかりした感情と、彼の淡々としたメールに
自分は彼には必要がないような気がして
『奴隷解放して下さい』と言う・・・今思えば
とても愚かなことをした。


だから、私は、期待しないように・・・自分に言い聞かせた。
彼に会える・・と楽しみにしてしまう私を・・
どこか・・かわいそうな気がして・・遠くでもうひとりの私が
心配しているようだった。

キャンセルになり、落胆している私を想像して・・。

私は、『幸せ』な事がとても怖い。
幸せが突然消え去ってしまいそうな気がして・・・


『彼に逢いたい』と心から願っている。
でも、彼からメールが来るだけでも幸せだ。
それ以上を望むと、全て壊れてしまいそうな気がするのは
私が自虐嗜好だからか・・・彼が冷たいからか(笑)

1位より2位のほうが、気が楽なのかもしれない。
私はとても臆病だ。



だから『キャンセルになるかもしれないのだから』と自分に言い聞かせ
準備をしないように・・していたが
心は・・彼に会いたい一心で、手に負えない状態だった。


彼に会える‥・という可能性は、ひとり歩きしてしまっていた。

服装、髪型、ネール、ヒールの高い靴、そして天気まで
気になりだした。

彼から調教いただけるかもしれないと・・・想像するだけで
恥ずかしい話・・濡れてしまえた。

と同時に、自慰行為をせずに済んだ。

彼に会える・・・というだけで、すべてが満たされてしまう
私の淫らな性欲さえ消し去ってしまうぐらい・・・彼に会えることは
私のすべてを変えてしまう。

『期待する気持ち』と『打ち消す気持ち』が交互の混ざり合い
躁鬱状態のようだった。

後・・3日。

3日前の夜、彼からメールが届いた。

『ドタキャン』と珍しく『Re』ではない
題名付きのメールだった。

『こんばんは。
なんとこれから深夜便でフランスに
行きます。日程再調整しよう』

と連絡が来た。

私は、そうか・・と思ったよりあっさりと
受け入れられた。

『気をつけて行ってらっしゃいませ(^^)』と
顔文字まで付ける余裕があった。

彼の『行きます』と言う、奴隸の私には使わない
言葉遣いに・・・彼の忙しさを感じた。

いつもは『行く事になった』『行く』と・・告げるから。

忙しい彼に、私は『今年は3回もお会い出来たのですから、十分幸せです』と付け加えた。


私は、いい大人だし、仕方がないことぐらい理解できるはず。
我儘を言って駄々をこねるほど・・幼くはない。

主を困らせない『奴隸』でなければいけない。

主の負担になってはいけない。


この5年間で、彼は私を躾けていった。

わかっている。

『私は、奴隸だ』と・・…自分に言い聞かせた。


会えたかもしれなかった日は、1日がとても長かった。
何も考えないようにした。
何も考えず・・・何も感じずに過ごしたかった。


私は、ただ・・・
彼にも、少しでいいから『がっかりして』欲しかった。
彼にも、私に会えないことを少しでいいから、残念に思って欲しいと思っていた。


彼は淡々と、キャンセルを告げた。
まるで、ホテルに宿泊のキャンセルを告げるかのように・・冷たく。

ドタキャンを知った3日後、私は、やっと涙がこぼれた。
些細な事で、涙が溢れて困った。

私と彼との『温度差」を、実感した私は
少し・・・壊れてしまいそうになった。


彼への気持ちの強さを、自分自身で・・持て余してしまった。


数週間前の出来事を、やっと綴れる心境になった(笑)



今朝、ジムで彼に似た男性とかなり長い時間
目が合い・・ときめいた。

・・・私は、ノーマルな恋を思い出した。

今日は、彼と5年前に始めて鞭を頂いた記念日だった。


奴隸は・・・心の鞭には・・ひどく弱い事を
彼は知らない気がする(笑)




今日の私は、主を批判する内容になってしまった・・・かも。
決して、そうではなく・・…ただ・・ただ・・彼も
『奴隸を鞭打てなくて残念だ』と・・・せめて思っていただけたら
それだけで私は全て救われる。

再調整の日程も、埋め合わせもいりません。

私が欲しいのは・・・彼の心。



主に求められる『奴隸』になれない
私の責任だと・・・わかっている・・・・哀しい現実。











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