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彼の掌

2012/06/05 00:02
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彼は、鞭の前に彼の手で激しく私のおしりを叩く。
こんなに『痛い』叩き方があるのかというぐらい・・激しい痛み。

何か道具を使うわけではなく、彼の手のひら。
彼が痛みを半分分けあってくれているから、尚更。

彼の手もかなりの痛みだと思う。だから余計に嬉しい痛み。



画像の右側に彼の手の痕が残る・・・こんな幸せなことはない。

彼の手のぬくもりと、焼け付くような痛み。

彼の手が触れる瞬間の心の高鳴り・・・
・・・調教頂いてからまだ数日しか経っていないのに
彼が恋しい。

彼に会いたくなる。

彼に触れたくなる。

彼を口に含みたくなる。

彼に調教頂いた後、思いが募り余計に苦しくなる。

『好きすぎて・・・苦しい』
調教後は、満ち足りた気持ちと共に、色々な不安があふれだすのも事実だ。




もう、彼から調教を受け始めて5年目になろうとしている。

彼への想いは、かわらない。

でも、彼の私への想いは・・・よくわからなくなる。


出逢ったばかりの頃は、調教の後、彼の車を降りて新幹線の時間を待っている間
彼の携帯に電話をかけていた。

嫌われていないか確かめたい。
楽しかったかどうか・・聞きたい。
そう・・私自身の自己満足ため。

安心したかった。
1番聞きたかったことは『また調教いただけるかどうか』。


私は、彼との『次』を楽しみに生きている。

でも彼は、決して私を安心させてくれるような言葉を
くれたことはなかった。

聞きたい事をストレートに聞くことが出来ず
遠まわしに、彼の私への思いを聞き出そうとして
彼に迷惑がられてしまっていた。

それでも・・・彼から『優しい言葉』を聞きたくて
訳の分からない内容の話をしてしまい
『恋愛をしているのではない。奴隸だ』と怒らせてしまったこともあった。


そして一人、新幹線の待合室で・・泣いた。

今、5年目を迎えて、彼の車を降りた後
運転する彼に手を軽くふる。

彼も、軽く手を振って車を走らせていく。



私と彼は、独身同士ではないから、人目を気にしなくてはいけない。

だから、車を降りた後、何事見もなかったように、
タクシーから降りるように歩き出さなければいけない。

本当は、彼にたくさん手を振って、彼の車をいつまでも見続けていたい。

彼の運転する姿を、見ていたい。

そして彼の車が見えなくなってから、歩き始めたい。

これが本音なのだけれど、いつ何処で誰かに見られてしまったら・・
そう思うといつも最小限の挨拶で『さよなら』する。

ただ・・今回は、彼は、『じゃあ、また』と一言言ってくれた。

彼にとっては軽い一言だったのかもしれないが
私は『また』は『次もある』に聞こえ
いつになく安心して彼に手を振れた。

彼の私のおしりを、スパンキングする手が
さよならと、手を振る。

彼のそんな手の動きにさえ、叩かれた痛みを思い出し
調教が蘇る。

SMは・・究極の『恋愛』のような気がする。
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