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狂った部分

2012/06/08 20:51
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彼にもうすぐ会える・・・。

私の1番幸せな時間は・・・もしかしたら新幹線の中かもしれない。

次に会える予定が予めわかっている事は少なく
彼が出世すればする程、前もって予定がわかる事がなくなった。
彼に秘書が付くようになって、彼の自由な時間が無くなった。

『あと、何日で彼に会える』と指折り数える事もできない。

前日、もしくは、当日の深夜に頂く調教の連絡は、私に
『彼に会える』とゆっくりひたらせてくれる余裕をくれない。

新幹線の時間ギリギリまで・・・少しでも・・・少しでも
キレイな自分を見て欲しいと・・・年甲斐もなく
見繕う。


家事を急いで終え、シャワーを浴びる。
陰毛を1本残らず剃り上げる。

香水は、彼に迷惑をかけてしまったらと思うと・・・
付けることすらためらうが・・
ほんのり薄く香りをつける。

彼が、同じ香りを何処かで気づくことがあったら・・・
もしかしたら、私を思い出してくれるかもしれない・・と
お気に入りの甘い香りをいつも身に着けている。
(彼は・・‥気が付かないのだけれど・・)

ネールを施し、ピアスを付け、ネックレスを選ぶ。

化粧をいつもより濃い目に仕上げ・・‥なんとなく
淫らな私が『出来上がる』。

私は、十分この段階で‥『派手』な気さえしてしまう。

普段の私は・・・ジム通いと、ガーデニングに合った服装をしているから(笑)


そして、前回、『アナルを使う』と彼が言ってくれたのに
私は、準備を怠り・・‥使って頂く事が出来なかった。
今回は、注射器で浣腸をした。

あっという間に時間が過ぎる。

10時頃、『14時いつもの所』と言うメールが来て
数分後『やっぱり、13時30分にしょう』とメールが届く。

30分繰り上がった事は、それだけ早く彼に会える。

・・・彼が以前『遠足前の子供のように楽しみだ』とメールをくれたことがある。

今は、そう思っては頂けてないかもしれないが、私は、毎回、
少女のように、トキメキ、心が華やく。

そして、嬉しさの反面、大切な事の前に、何か、忘れ物をしてしまうのではないか・・・
何か失態をしてしまうのではないか・・・
そういう気持ちになる。

彼から調教を頂けるとわかった時から、調教は始まっている気がする。

新幹線の洗面所で奴隸の正装をした私は
座席に座り・・‥これから彼に頂ける
行為を思い巡らせ、少し息が苦しい。

心地よい緊張。

人前で化粧を直す事にためらいがあるが、鏡を出し身なりを整える。
鏡を少しずらし、胸のあたりを映してみる。

ピアスが透けて見えないだろうか・・
コルセットが判ってしまわないだろうか・・・
下品な淫乱な姿に見えはしないだろうか・・・

必要以上、周りをきにしながら、鏡に映す。

スカートを少し上げてみる。
ほんの数センチ上げただけで、ラビアのピアスが覗く。

彼の奴隸であると・・‥自覚する。
そして普通ではない自分に
恥ずかしさと、蔑みを感じ、それでいて、
どうしょうもなく興奮している身体に対して、自己放棄的な感情に包まれる。

『私ではないもうひとりの私』
彼が作り上げていった私。

新幹線を降り、エスカレーターに乗る。
後ろに同年代のサラリーマンが乗る。

ただ一人の『露出』の気持ち。

若くもない、スタイルも良くない私が、ハイヒールを履き、
ミニスカートを履き胸元を広く開け、コルセットで胸を強調した服を着て、
淫乱な格好をしている。

多分私は、水商売には見えないし、ごくごく、普通の主婦にしか見えない。
『何故そんな格好をしているんだろう?』と思われる。

私の中の『ノーマル』な感情は、恥ずかしくて
困り果てている。

目が覚めて『夢だった』と、ホットする1場面のようだ。


改札を抜け、彼を探す。

数人の男性が、私を見ているような気がする。
気のせいかと・・。確かに、すれ違う男性の中で
何の遠慮もなく、私を見て、私と目が合っても、反らすことなく
見続けている。

ラビアピアスが見えてしまっているのではないだろうか・・・
自縛の縄が見えてしまったいるのではないか・・・

不安でいたたまれなくなり、早足になる。

自意識過剰・・とかではなく・・・私は、確かに
下品で、淫乱な格好をしているのだから・・・仕方がない。

『綺麗で人目を引く』のではなく・・・『はしたない格好で人目を引く』


最下位奴隸を、自覚した。

正直『どうしょう』と・・・思った。
消え去りたい気持ちになった。


改札を出た所に、彼は上品な紳士的な格好で
待っていてくれていた。


私は、一瞬、彼に近づいていいのかどうか・・・迷った。

こんな、淫乱なはしたない私が近づいていっていいものだろうか・・・と。
彼に迷惑をかけてしまわないだろうか・・・と。



彼は、穏やかに微笑みながら、私を見つけてくれた。

私は、彼を見つけた瞬間、全てが彼になり
、私の心は、彼に会えた『幸せ』で一杯になった。


『こんにちは』

彼と一緒に歩き出し、降りのエスカレーターは彼に隠れて
降りた。なんとなく、彼の変わらぬ表情と行動に、今までの不安が消え去り
心配しすぎだった気がした。自分でも、自意識過剰で可笑しくなった。

『なんとなく、人目が気になります』と彼に告げると
『いやらしい格好をしているからじゃないか』と、
穏やかに表情を変えずに微笑みながら彼は答えた。

急に恥ずかしくなり・・・鼓動が早くなった。

それ以上下がらないミニスカートを、引き下げて
歩幅を小さくして、下を向いて歩いた。

私は、妙に馬鹿真面目な所があって、彼の言いつけを守って
奴隸の正装で彼に会いに行った。


それ以上に、紳士的で上品な彼が、淫らな奴隸の正装の私を
伴って歩く度胸に・・・いつもながら驚く。

時々思う。

『露出』は、奴隸の調教でもあるが
奴隸が、主に対しての『度量』を見極める
機会でもある。

『主』と『奴隸』とは、常識は、常識としてわきまえ
それでいて、狂った部分を共有しながら
何処まで認め合えるか・・・時間をかけて確かめ合う関係のような気もする。

私が、彼に惹かれてやまない理由は・・・彼の
度量の広さである。


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