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露出

2012/04/20 23:09


彼の助手席に座る私は・・・彼に見とれる。

彼の運転する表情。ハンドルを持つ手。
彼の表の顔を見つめる。

私は、彼の横顔が好きだ。

・・・横顔『も』好きだ・・・が正しい。

一緒にドライブをしたとしたら・・・どんな気持ちなんだろう。

SMの関係抜きで、彼と出かけたら・・・どういう感情が湧き出るのだろう。

彼との『ノーマル』な関係を少し想像したりする。

ホテルまでの時間、ノーマルな私が現れる。

彼以外の男性の助手席に座る時は
映画の話をしたり、桜の話をしたり、音楽の話をしたり
それなりに会話を持てる。

でも・・彼の助手席は・・・私には・・特別な場所になっている。

そう・・彼がいる場所だから。

いつも彼の命令通り、自縛して下着を付けずにコートを羽織り彼に会う私は、
いざ、助手席に座るとその事には触れず、たわいにない話を始めてしまう。

『照れくさい』感情なのか・・・自分に自信がないのか・・・。

勇気を出して彼に聞いた。
『露出は、捕まりますか?』・・・と。

『車だから、大丈夫なんじゃないかな』・・・と
S的ではない答えが帰ってきた。

私は、コートのボタンを上から外し始め少しづつ
縛り上げられた胸を出してみた。

対向車を気にせずにはいられない。

『見えてしまいますか・・・大丈夫でしょうか?』
と意味の分からない質問をしてしまう。

自縛したリングの乳首ピアスを付けた、おつぱいは・・
人前に晒すには・・覚悟がいった。

それに彼は、こういう事をする私をどう思っているのだろう・・
彼に迷惑がかかってしまうのではないかと・・・

そう思うと、またコートで身体を隠した。

運転する彼の隣で、馬鹿げたことをしてしまった
自分だけが・・・浮いてしまった気がして
とても惨めな気持ちになった。

私は、無口になる。

少し外の景色に目をやりながら・・・涙をこらえる。

『バカな私』・・・。

彼の手が、私の膝に触れた。


彼の指がクリトリスフードのピアスに触れた。

無言の彼は、私のコートを開き
はしたない乳首ピアスを露わにした。

私は、このひと時のために、彼に触れて頂けるためだけに
ピアスを付けて過ごしている。

私は、彼に触れてもらえる・・この1瞬のためだけに
ピアスを付けている。

奴隷の証でもあるピアス。そして、その証を彼に確かめて頂ける
その瞬間のために。

私は、いつか、人前で、ピアスを付けた『最下位奴隷』の私を
晒して欲しいのかもしれない。

彼の所有物であることを・・・知って欲しいのかもしれない。


・・・これは、私だけの希望である事もよくわかっている。

実現できる事はないと思う。

だから・・私の中の『露出』は・・・ただ興奮する『淫乱』な
私が存在することも確かだけれど、このような理由もある。


車の中で、私は、はしたない声を上げ、自分で露出した身体をまさぐり
高揚していく。

ここが・・車の中だという事さえ、忘れてしまう。


彼は、私がそういう危険人物だと言う事を
よく知っている(笑)
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