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新幹線の座席

2012/02/03 18:44
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この上に、黒いコートを着て、新幹線に乗った。

コルセットに、黒いガーター。
下着は付けずに・・・。

代わりに、乳首に14ゲージのリングピアスと
ラビアにリングピアス2つ。クリトリスフードに1つ。

これが私の‥…下着なのだと。

彼から頂いたピアスが、私の下着なのだと。

新幹線は、スーツを着たサラリーマンがほとんど。
時間が、9時台だったせいか・・・。

私より年上の紳士。私よりはるかに年下の20代の男性。

指定席を取らなかった私には……‥好きな席を選ぶことができる。

過去に指定席を取ってしまった故に、『自縛した私』は
同じ年代のサラリーマンの男性の隣に座ることになってしまった。

よく考えたら‥…‥すいていて、他の席も空いていたから
移ることも可能だったのだけれど
なんとなく‥…‥バカ真面目な私はそのまま
その男性の隣りに座り続けた。

指定された席を動いては‥‥いけないような気がした。

ひどく恥ずかしい感情を抑え込もうとすればするほど、
ぎこちない動きをしていた。

あまり足を組むことはないが‥…‥揃えた足を動かせない。

動かす度に、ラビアに冷たい風が当たるような気がする。

息を吸う動作も、心なしか‥‥小さめになってしまう。

できるだけ胸を動かさないように・・・
乳首ピアスが動かないように。

ブラジャーを付けていない乳首は、冷たさのせいか
恥ずかしさのせいか‥…‥勃起してしまっているし
コートに触れて痛いぐらいだ。

彼にもう少し出会える‥…そう思う気持ちは
私をノーマルな女性に戻し
鏡の前で身だしなみを整えたいと思わせる。

ゆっくり立ち上がり、洗面所へ向かう。

彼の前では‥…少しでも・・キレイでいたい。

鏡の前にたった私は、髪をとかし、化粧をなおす。
そして恐る恐る、コートのボタンを外して恥ずかしい姿を晒す。

鏡に写る私は、確かに『変態』のようだ。

彼がほんの少しでも・・私に興味を持ってくれたらいい。
彼の記憶に・・私が残ることが出来るのなら‥…それだけでいい。

もう1度鏡の中の私に目を移し‥…自分の姿を見る。

罪悪感と、高揚感。

自分がよくわからなくなる。

自分の姿を消し去るように、上からボタンを1つずつ
しめていく。


そして、『これで‥…普通に見える』と自分に言い聞かせる。


車両に戻る時、自動ドアが開く瞬間
言葉に出来ない‥…緊張が走る。

コートを着ているから、周りからはわからない筈であるが
心臓の鼓動は云うことを聞かない。

何をしているんだろう‥…・という、自分自身を蔑む私と
ひどく、興奮してしまっている私が存在する。

座席に戻った私は、コートが、愛液で汚れてしまいそうな
事をほんの少し気にする『余裕』が出はじめる。
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私は‥…神経質なのか‥…無神経なのか‥…よくわからなくなる。

彼は‥…私を変えてしまった。

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