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彼の言う『残酷』という言葉

2015/06/23 23:54
IMG_9144.jpg
ブログをやめなければいけないと思っていた。

SMの世界から去らなければいけないと思っていました。

彼の口から  『残酷だな』  という言葉をいただいた。

かなりのサディストで、『真性』がつく、数少ないサディストだと認識しているが・・・
その彼が認める  『残酷』  とは・・・本当に、『残酷』な事だった。


数ヶ月前彼は、以前よく待ち合わせをしていた思い出の場所を指定した。

海外出張が中止になり、1日時間が空いたと・・・・。

私は、ただただうれしくて、奴隷の格好をして彼の車に乗った。
彼がまだ役職に就く前は、こんな風な会い方だった。

彼の車に乗りホテルに向かう。
ハンドルを握る自由の利かない彼の横顔に、そっと触れる。

『彼だ・・・』と実感する。
うれしさのあまり・・・くだらない意味のない話をしてしまい
あっという間にホテルに着く。

何年たってもあまり変わらない・・・私だった。

フエラをしようかとも思ったが・・・彼の立場を考えたら気が引けた。
そっと、手で触れるのがやっとだった。

いつも途中に真っ直ぐな直線道路がある。
その道を抜けると、さよならの時間だった。
『この道嫌いです。いつも泣いてばかりだったから』
と私は、冗談交じりに話した。

初めのころは『奴隷』という自覚がなく、彼が冷静に私を送り届ける
淡々とした行為に、たくさんの不安を感じ
駅のホームで彼の携帯を鳴らした。

『楽しくなかったですか?』
『嫌われてしまいましたか?』
『私の事嫌いですか?』・・・などと・・・質問した。

当時の私は、ただただ・・・『甘い言葉』が欲しかった。

次の約束だったり、調教の感想だったり・・・・
普通の『恋人』同志の会話が欲しかった。

『恋愛をしているのではない』と彼に叱責され、私は駅でよく泣いた。

そんな思い出話をした。

『今の私は、しっかり調教受けました。泣かないでしょう(笑)?』と。

笑いながら彼は聞いていた。

8年前の駅で泣きじゃくっていた私に、8年間飼い続けていただけている事を
教えてあげたい・・・そんな余裕のある車内だった。
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いつもの厳しい調教を頂き、私は、彼と帰りの時間を持った。

彼が、仕事の話をした。
数年前  『身辺整理をするように・・・』  と彼が言われたとき
私は、身辺整理される事なく済んだ。

その時  『身辺整理・・・って、何人いるのですか?』  と彼に尋ね
『恭子だけだよ』  と彼が言ってくれた。

あれから・・・まだ彼から鞭をいただく事ができていた。


今の彼の立場は、『SM嗜好』であるという事さえも
許されない立場のようだった。

私も、このブログを介して、たくさんの社会的地位のあるSM嗜好の人々に出逢う事ができたが
その秘密を決して漏らすことなく『墓場まで』という覚悟でいる。
彼とのことも同様。


SM嗜好の人たちとの出逢いは、私の中のずっと重くのしかかっていた
『罪悪感』を軽くしてくれた。

孤独感も少なくなった。

精神的に開放感も得られた。

日本経済は、SM嗜好者によって回されているのではないかとさえ・・・思うときもある(笑)

それなりに、秘密裏にパートナーを持ち、
決して裏切る事のない『主従関係』を結び息づいている。

とても素敵な世界だと自負している。

彼は『もうこういうSMは出来なくなるのかな・・・』とつぶやいた。

『アルファインやミストレスにも、本当は行けないんだろうな』・・・・と。

『SM』はまだ市民権を得てはいない。
とても残酷で変態的性癖だと思われている。

私からすれば、こんなに  『純粋に慕う』 関係は、そうあるものではなく
むしろ、誇りにさえ思っている。

でも、現実は、『SM嗜好の変態』という社会的概念から逃れられない。

『キャバ嬢と遊ぶ姿さえ・・会社のイメージダウンになるから(笑)・・・』と彼が笑いながら言った。

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私という存在は、彼にとってかなり危険な存在・・・なんだという事を
改めて自覚した。

いつもの、直線道路で、私は、『わかりました』と答えた。

平静を装いたかったが・・・涙がこみ上げてきて
『やっぱりこの道は嫌いです。また泣いてしまった・・・・』と冗談交じりで答えるのがやっとだった。

『残酷だよな』・・・・彼言った。

  『残酷』。

『別な奴隷が出来たとか、若い女がいいとか・・・じゃなくて
こういうのは、1番残酷だよな』・・・と冗談交じりなのか・・少し笑いながら彼が言った。

『残酷です・・・ホント・・・』

そう答えた。

かろうじて、車を降りるときは、笑顔で彼に手を振った。


駅で、私は、人目もはばからず・・・泣いた。

いや・・・ほんの少し・・・人目が気になった  (こういうところが変な精神構造で・・・おもいっきり
感情のまま泣く事さえ出来ない・・・彼の調教のせい((笑))

『誰か家族を亡くした後・・・と思ってもらえるかも知れないから・・・泣いてもかまわない・・・』などと
自分に言い聞かせ・・結局、かなり泣いた(笑)

今考えると・・・正常に考えられる状態ではなかったようだった。

それでも、

『  愛しいF様  愛しい故に、きれいに去りますので、ご安心ください。
心から愛しいと・・・我慢できるものですね。最後にとても残酷な調教でした。
 F様らしい 恭子』

とメールをした。




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