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待ち焦がれる

2013/09/18 08:11
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彼から着信があり、ホテルの部屋に着いたと・・・。

約束の時間より、ほんの少し早い。

『もっと遅いのかと思いました』と告げると
『もう一つ会議と言われたが、出ないできた』といつもの様に
冗談のように話す。

彼が、サラっと告げる時も、実は大変だった事があることもい多い。

彼は『こんなに、恭子のために時間を空けた』というような事を告げない。
そう言う所は、彼の魅力的な所でもあるが・・・
もし・・彼のそういう努力を私に告げてくれたとしたら
私は、ほんの少し『奴隷として』でも・・・『愛されている感』を感じられるのかもしれないのに。


私は、私で・・・もしかして・・と期待して落胆することが多いので
彼に過剰な期待をしないように、躾けられていた。

それでも、彼が、彼の部屋から私の部屋に向かてくる・・数分。


私は、1番幸せな時間のような気がする。


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足音を聞き・・そっとドアを開けてみる。

このような格好なので、ドアの外には出られない。

そっとドアの隙間から、彼を探す。

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人の足音のような気がしたのだけれど・・勘違いで
そっとドアを閉める。

この・・・彼からの厳しい鞭を待つ時とどこか似ている
『緊張感』は・・・たまらなく好きだ。


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何度か、こういう行為を繰り返し、彼を待つ。

一緒に行動して、一緒にホテルの部屋に入る・・・そう言うカップルが
ほんの少し羨ましくなったりする(笑)


でも、こんなふうに・・・「主」を待つ奴隷も・・
奴隷を自覚させるに十分だった。

来ない・・・。

ドアを閉めて、部屋に戻った。

『彼を待つ』・・事。



彼のメールを待つ事。

彼の時間が空くことを待つ事。

彼が私に興味を持ってくれることを待つ事。

彼が私を好きになってくれることを待つ事。

彼の精液を頂けることを待つ事。

彼のおしっこを頂けるのを待つ事。

沢山の『待つ』という事を彼は、奴隷に教えた。



ドアを軽くノックする音がした。

彼だ・・・私は、満面の笑みを浮かべて、犬の様に尻尾があったら
千切れんばかりに振り、喜びを表現していたことだろう。

彼は、ジャケットを脱ぎ、いつもの屈託のない笑顔を見せてくれた。


なんだか・・・こういう格好をしている私は、この穏やかな午後の
この穏やかな空間に不釣り合いな気がして・・・

急に恥ずかしさを覚えた。



彼は、私に触れるでもなく、私を見るでもなく・・今日の暑い天気の話を始めた。


私は・・・薄いカーデガンを羽織り・・どうしたらいいのか戸惑った。

6年経っても・・・私は、彼に上手く振る舞えない。


恋は・・苦手だ。
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