FC2ブログ

スポンサーサイト

--/--/-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

指切りの約束

2013/05/23 08:26
jj1_20130523072352.jpg

こんなに変態的な姿を見ると・・・
自分で変わっていったのがわかる。

でも、心の奥深くは変わっていない。

去年、調教を受けに都内まで来た私は、
時間が取れなくなった彼から
『ごめん。連絡できなくて悪かった』とメールが届き
2時間待った後、諦めて帰りの新幹線のホームに入った。



何しに来たんだろう・・・とほんの少し思った。

何をしているんだろう・・・自分自身が情けなくなった。

自分が、価値のない人間に思えた。

自分が消えてしまったらいいのに・・・と思った。


待合室で、泣かないつもりだったが・・涙が止まらなくなった。

『もうやめよう』と思った。



マゾヒストにも限界があるような気がした。

あの時の絶望的な気持ちは・・・そうそうなれる物ではない(笑)


それでも、諦めの悪い私は、新幹線の発車時刻を次の電車にずらして
何を待っているのか・・・彼のいる都内を離れたくないと思った。


思いが通じたのか・・・
彼から連絡が来た『今、終わった。どこにいる?』


私は、『新幹線のホームです』と答えた。

『すぐ行く。10分待て』と返信が来た。

・・・私は、そのまま、新幹線の改札から戻ることもできたのだけれど・・
今考えれば・・。

一緒に、7時発の新幹線に乗った。


私の『彼との時間』は、新幹線の中のほんの少しの時間だけだった。


彼は、人目を避けるためか、最後の車両に私を先に歩かせ
移動した。

その日は、彼の指示通り、かなりのミニスカートを履いていた。

私は、スタイルも良くないし、足も細くない。
いい年をした私は、キツキツのミニスカートを気にしながら
狭い新幹線の通路を歩く。

とても滑稽だ。

時間的にも、帰宅途中のサラリーマンがほとんどだ。

最後の車両に移動する・・・ということは、座っている人の後ろから歩く通路ではなく
前から向き合う形で通路を歩くようになる。

人目が気になる。



露出系の変態女なんじゃないかと・・・思われてしまう。

知っている人がいたらどうしょう・・・。

たくさんの考えが頭を巡らせた。



最後の車両も、それなりの人がいた。

仕方が無く彼の指示通り、3座席の窓際に座る20代のサラリーマンの隣に彼が座り
私は、通路側に座った。

ミニスカートを隠すように、荷物を膝に乗せた。



彼の隣だ。

何時間も待った彼がいる。

逢いたくて逢いたくて待ち焦がれた彼がいる。



彼に触れたい。

ほんの少しでいいから。


車だったら、彼の頬に触れることができる。
『本物だ』と。

エレベーターの中だったら、ほんの少し彼の腕に
手を絡ませられる。

ここは?・・・周りを見渡した。
誰も見ていないような気がするけれど・・・
逆に誰からも見える。


彼の部下がいるかもしれない。

私が、彼に触れた時、誰かに見られてしまったら・・
彼に迷惑をかけてしまう。

でも・・・偶然彼の知り合い、部下がいる確率は・・・と沢山のことを考えた。

それでも・・私は、触れる事が出来なかった。



『もしも』という危険さえ・・・
彼に『もしも』があってはいけない。



目の前にいる彼に・・・触れることすら出来ない。

いつものように、拘束されて触れられないのではない。

今までで、1番残酷だった。


『喉から手が出るほど』が本当に起こってしまうぐらい(笑)
私は、飢えた表情をしていたことと思う。

調教の後は、我慢した後、彼に触れたり触れていただけたりする。

でも、今回は、確実に、新幹線は次の駅に向かい
私は、彼に触れることなく・・終わる。

泣きたい心境・・・とはこういう時。

私は、思いを告げた。

『残酷です』と。


彼と触れる座席の隣どうしの隙間から
そっと周りから見えないように、彼のスーツのズボンに触れるのがやっとだった。

ほんのり、彼の体温を感じる。

切なく苦しく・・・それでいて、妖しい私が存在した。



少し涙目の私に彼は指切りをしてくれた。

小指を出してくれた彼に、そっと指を絡ませた。

『また、会える』と約束する・・・・と。

ほんの数秒、ほんの一瞬。


私は、このためだけに、新幹線で彼に会いに来る
愚かな奴隷だ。


彼に負担をかけたくなかった私は、都内の従姉妹に会いに来たと
嘘をついた。

本当は、彼だけに会いに来た。

『指切り』は、私に記憶に残った。
sexと同じような、感覚を得た。
おかしい話だけれど・・・本当に。


この気持ちは、今も変わらない。

どんなに、変態的になっても
彼が愛しくてたまらなくなる。

彼から興味を持たれなくなった今も
変わらない感情。

これは、マインドコントロールではなく
smの怖いぐらいの拘束力。

それともただ単に・・・私の恋心。





 Home 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。