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妄想・・・癖

2012/11/13 07:07
今日の奴隷 a4



先日、彼の近くの街まで出かける用事があった。

帰りの新幹線で、私は、いつものように自由席の3座席の窓際に座った。

3座席は、必ず誰か一人が座っていてなかなか独占した席が見つからない。

真ん中あたりで、3座空いている席を見つけ座った。

ほっと・・暗い窓に映った自分を見た。

外は見えず車内が鏡のように映る。


少し窓のもたれかかり・・とりとめの無い事を考えた。

3座席は、もしとなりに誰かが座っても、ひとつ間に
席が空く。

2座席だと、混み合うと隣に人が座る。

だから・・・2人連れは2座席を選び、私のような一人は
3座席椅子を選ぶようだ。

それに、もし座るとしても、男性は男性が座っている席へ。
女性は女性が座ってる席へ・・・という暗黙の了解がある。

ただ混み合ってしまった場合は、そういうことは言ってはいられないが(笑)


だいたい私の移動時間は、空いている時間が多い。

数人サラリーマンらしい人が乗ってきては、暗黙の了解の席に座る。

と・・・一人の男性が私のひとつ席を開けた隣に座った。

私の前も、後ろも男性がひとり座っているのに・・・

と思い、その男性を少し気づかれないように、見た。


綿パンを履きラフなシャツを着て、それでいて少しインテリジェンスに富んだ男性だった。

足元からしか目で追えない。
あからさまに顔を上げてその男性を見るのも如何なものかと・・・。




私は、新幹線に乗る前に彼にその旨をメールしていた。

あなたの駅を通過するのは・・・切ない思いがする・・・と。

海外にいらっしゃるなら諦めがつくのに
この街にいると思うと・・・たまらない思いだ・・・と。


「彼・・・?」と・・・・私は、はかない妄想を膨らませ確認したくなった。
でも顔を見る勇気がなく、その男性の指を見た。
いつも鞭打つ彼の指ではなかった。
乳首のピアスを引き上げる彼の指ではなかった。
彼ではない。



彼のはずはなかった。
当然なのだけれど・・・私は、どうかしてしまっている。


その男性は、偶然彼の街で降りた。

私はその間、緊張して組んだ足を組み替えることさえ戸惑うぐらいだった。


彼と一緒に新幹線に乗れたら・・そんなことを考えたり
彼はどんなふうに・・乗っているのだろうか・・・と妄想したり。

一緒に電車に乗ったことはあるが、新幹線はない。


彼が時々、電話をくれる「新幹線の中」を妄想癖(笑)のある私は
想像を膨らませてしまった。

その男性が降り立った後・・駅を見つめ、いるはずのない彼を想像して
いつも彼が使う駅にすら愛しさを感じてしまう・・・
壊れかけた自分を自覚した。

今日の奴隷 a5


彼への想いは・・どうしたら消えるのだろうか・・と。



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