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彼の言う『残酷』という言葉

2015/06/23 23:54
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ブログをやめなければいけないと思っていた。

SMの世界から去らなければいけないと思っていました。

彼の口から  『残酷だな』  という言葉をいただいた。

かなりのサディストで、『真性』がつく、数少ないサディストだと認識しているが・・・
その彼が認める  『残酷』  とは・・・本当に、『残酷』な事だった。


数ヶ月前彼は、以前よく待ち合わせをしていた思い出の場所を指定した。

海外出張が中止になり、1日時間が空いたと・・・・。

私は、ただただうれしくて、奴隷の格好をして彼の車に乗った。
彼がまだ役職に就く前は、こんな風な会い方だった。

彼の車に乗りホテルに向かう。
ハンドルを握る自由の利かない彼の横顔に、そっと触れる。

『彼だ・・・』と実感する。
うれしさのあまり・・・くだらない意味のない話をしてしまい
あっという間にホテルに着く。

何年たってもあまり変わらない・・・私だった。

フエラをしようかとも思ったが・・・彼の立場を考えたら気が引けた。
そっと、手で触れるのがやっとだった。

いつも途中に真っ直ぐな直線道路がある。
その道を抜けると、さよならの時間だった。
『この道嫌いです。いつも泣いてばかりだったから』
と私は、冗談交じりに話した。

初めのころは『奴隷』という自覚がなく、彼が冷静に私を送り届ける
淡々とした行為に、たくさんの不安を感じ
駅のホームで彼の携帯を鳴らした。

『楽しくなかったですか?』
『嫌われてしまいましたか?』
『私の事嫌いですか?』・・・などと・・・質問した。

当時の私は、ただただ・・・『甘い言葉』が欲しかった。

次の約束だったり、調教の感想だったり・・・・
普通の『恋人』同志の会話が欲しかった。

『恋愛をしているのではない』と彼に叱責され、私は駅でよく泣いた。

そんな思い出話をした。

『今の私は、しっかり調教受けました。泣かないでしょう(笑)?』と。

笑いながら彼は聞いていた。

8年前の駅で泣きじゃくっていた私に、8年間飼い続けていただけている事を
教えてあげたい・・・そんな余裕のある車内だった。
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いつもの厳しい調教を頂き、私は、彼と帰りの時間を持った。

彼が、仕事の話をした。
数年前  『身辺整理をするように・・・』  と彼が言われたとき
私は、身辺整理される事なく済んだ。

その時  『身辺整理・・・って、何人いるのですか?』  と彼に尋ね
『恭子だけだよ』  と彼が言ってくれた。

あれから・・・まだ彼から鞭をいただく事ができていた。


今の彼の立場は、『SM嗜好』であるという事さえも
許されない立場のようだった。

私も、このブログを介して、たくさんの社会的地位のあるSM嗜好の人々に出逢う事ができたが
その秘密を決して漏らすことなく『墓場まで』という覚悟でいる。
彼とのことも同様。


SM嗜好の人たちとの出逢いは、私の中のずっと重くのしかかっていた
『罪悪感』を軽くしてくれた。

孤独感も少なくなった。

精神的に開放感も得られた。

日本経済は、SM嗜好者によって回されているのではないかとさえ・・・思うときもある(笑)

それなりに、秘密裏にパートナーを持ち、
決して裏切る事のない『主従関係』を結び息づいている。

とても素敵な世界だと自負している。

彼は『もうこういうSMは出来なくなるのかな・・・』とつぶやいた。

『アルファインやミストレスにも、本当は行けないんだろうな』・・・・と。

『SM』はまだ市民権を得てはいない。
とても残酷で変態的性癖だと思われている。

私からすれば、こんなに  『純粋に慕う』 関係は、そうあるものではなく
むしろ、誇りにさえ思っている。

でも、現実は、『SM嗜好の変態』という社会的概念から逃れられない。

『キャバ嬢と遊ぶ姿さえ・・会社のイメージダウンになるから(笑)・・・』と彼が笑いながら言った。

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私という存在は、彼にとってかなり危険な存在・・・なんだという事を
改めて自覚した。

いつもの、直線道路で、私は、『わかりました』と答えた。

平静を装いたかったが・・・涙がこみ上げてきて
『やっぱりこの道は嫌いです。また泣いてしまった・・・・』と冗談交じりで答えるのがやっとだった。

『残酷だよな』・・・・彼言った。

  『残酷』。

『別な奴隷が出来たとか、若い女がいいとか・・・じゃなくて
こういうのは、1番残酷だよな』・・・と冗談交じりなのか・・少し笑いながら彼が言った。

『残酷です・・・ホント・・・』

そう答えた。

かろうじて、車を降りるときは、笑顔で彼に手を振った。


駅で、私は、人目もはばからず・・・泣いた。

いや・・・ほんの少し・・・人目が気になった  (こういうところが変な精神構造で・・・おもいっきり
感情のまま泣く事さえ出来ない・・・彼の調教のせい((笑))

『誰か家族を亡くした後・・・と思ってもらえるかも知れないから・・・泣いてもかまわない・・・』などと
自分に言い聞かせ・・結局、かなり泣いた(笑)

今考えると・・・正常に考えられる状態ではなかったようだった。

それでも、

『  愛しいF様  愛しい故に、きれいに去りますので、ご安心ください。
心から愛しいと・・・我慢できるものですね。最後にとても残酷な調教でした。
 F様らしい 恭子』

とメールをした。




主しか・・・

2015/06/27 01:09
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いつかは、終わらなくてはいけない関係なんだと
自分に言い聞かせてきた。

不倫という関係で、以前、ノーマルな女性から批判のメールをいただいた事も
覚えている。

許されない関係だという事も、知っている。

でも  『血を吸わない吸血鬼』  という的確な表現に、甘えてしまっていたのも確かだ。

『血を吸わなければ、息絶えてしまう』  と、あるサディストの人が言った言葉。

大げさな、責任逃れのような言い訳に聞こえてしまうかもしれないが

とても、真実味のある言葉だったりする。

性欲は、まだある状況で、ずっと禁欲し続ける事は、
かなりの負担だ。

普通の性行為では満たされない。

SM行為で得られる快感は、何物にも変えがたい。

その上『主従関係』が出来上がってしまったマゾヒストは
『主』・・・にしか対応できないように躾けられてしまっていく。

私は、彼なしでは生きられない。

『限定された血液でしか・・・生きながられない・・・吸血鬼』

に作り上げられてしまった感じがする(笑)。

彼とのSMしか・・・ありえない事に、彼を失って初めて身に染みた。

情けない自分・・・

2015/06/27 01:24
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情けない話・・・私は、『きれいに去ります』とメールした翌日、
何の返信もない『既読』の彼に・・・・

その対応は『イエス』  なのか  『ノー』なのか判断しかねた。
というか・・・心の中で彼が、『やめたりしない』といってくれるのを待っている私がいた。

本当に、情けない奴隷だ。

そしてまたしつこいメールを送った。

① 60歳の定年、茶飲み友達までF様の奴隷で待っていてもいい?
  (調教はいりません)

②それとも、待たれるのも負担?

③誰かの奴隷になってF様を待たないほうがいい?

④もうさよならしたい

どちらですか?

ゴルフの練習が終わったら返事ください。

返事がない時は、④なんだな・・・と諦めます。

きれいに終わらなくちゃ・・・・ですから・・・・


と、恥ずかしいぐらい諦めの悪い情けない女だ。

なんだか・・・プライドのかけらもない、惨めな女だと自分でも思う(笑)

征服された存在・・・

2015/06/27 02:00
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鞭の痕が残る・・・鞭打ちは、かなりの痛みがある。

バラ鞭のような、音がする、視覚的効果の鞭と違い
1本鞭は、痛い。

彼は、真っ赤な短めの鞭と、少し長めの、シルバーの鞭を購入くださった。

お気に入りは、真っ赤な短い鞭だ。

的確に、一箇所に命中させる。

狭い場所でも鞭を振るえる。

肉付きのいい私のお尻でも、やけどのような痛みを感じる。

アイロンを間違って、腕に当ててしまったときのような・・・・。

男性には、アイロンの喩えは・・わかりずらいかもしれないが・・・。

小学校の体育館で、ジャージーで膝から滑り、熱と摩擦で皮膚をやけどしてしまったかのような痛み・・・

靴擦れして、皮が軽く剝けてしまったかのような痛み・・・・・

表現しているだけで・・かなり身がすくむ。



彼は、のたうち回る私を、鞭打つ。

手はこんな風に縛り上げるが、身体は逃げ出せる状態にする。

『奴隷自身の意思で鞭を請う』・・・そういうことに意味を見出す。

『逃げられないようにして、鞭を連打するのもいいし・・・・

恭子の意思で、鞭から逃げることなく鞭打たれるのも・・いい』・・・と彼はよく言っていた。

私は、何回目かの身をよじる鞭で・・・体制を崩し『もう・・だめ』と弱音を吐く。

『このぐらいで、音を上げるのか?』と彼にからかわれ・・またいつもの定位置に戻り

彼の鞭を待つ。

なぜ・・・戻るんだろう・・・躾けられたから(笑)


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定位置に戻った、覚悟を決めた私の鞭痕のお尻を、そっと触れる彼の指に
私は、激しく反応する。

鞭がくるもの・・・・と思って身を構える瞬間に感じる、彼の指のぬくもり
温かさに・・・興奮する。



そして、次の瞬間、今まで以上にない鞭を入れる。

逃げ出した私に気遣い・・・甘い鞭を入れてくれるのかと
ほんの少し心の中で期待する。

私は、また体制を崩し、彼の容赦ない厳しい鞭に涙さえこみ上げてくる。

痛みなのか・・・悲しさなのか・・よくわからなくなる。
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鞭の痕が2倍に増えた私のお尻を、彼は、丁寧に、とても優しく愛撫する。

この世界は、記憶の奥深くに刻み込まれていく。

彼の調教を私は、8年受け続けているのだから・・・・

彼は、私を征服している・・・。

逃げ出す・・・

2015/06/27 02:12
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私は、性欲が・・・かなりあるようだ。

自分でその話をするのもはばかる。

朝晩・・・2回自慰行為にふける。

酷い時は、朝・・・2回の時もある。

いつになったら・・・性欲って消えるんだろう・・・。

排卵日前、生理前は特に手に負えない。

彼に気持ちが行かないように・・・私は、恋をしようと思った。

普通の、SMじゃない・・・恋をしようと・・・。

『恋する感情』 は、SMへの欲求を消し去ってくれるのではないか・・・
そんな期待をした。

彼は、私に優しく、恋人のように接してくれた事がない。

1度だけ・・・あったかもしれない(笑)

8年で1度だけ。『たまにはこういうのもいいだろう…』と彼の気まぐれだったか
1度だけ恋人のような時間を過ごした記憶がある。

それ以外は、いつも、徹底した主従関係を崩さなかった彼。

だから・・・私は、『恋人同士』の関係にすぐのめり込む事を・・・・期待をした。

もう苦しみたくない・・・心のそこからの願いだった。

海外の不倫サイト   アシュレイ マディソンという・・・『人生1度不倫をしませんか?』というサイトを
覗いて見た。


SMではなく・・・・普通の『恋愛』を。

もしかしたら・・・・と。・・・・・・続く・・・


{注意  アシュレイのサイトは、男性はそれなりに、課金されるので、お勧めしません。
    女性は、入会金もないのですが、登録画像が、自動送信されてしまったり、気をつけなければいけない場合があります。

ただ・・・覗いて見るには・・・面白いサイトでした。

でも・・・お勧めはしません。}


埋められない・・・

2015/06/27 02:47
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結局、普通の恋愛・・・・は、心が真っ白な状態で始められるものであって・・・・

心を大きく占める誰かの存在があっては、成り立たない事に気がついた。

それが、別れを告げられたとしても・・・片思いだとしても・・・

心は、自由にならないものだ。




『恋愛をしているのではない。恭子は奴隷だ。

恋愛をしたいなら他でしろ』・・・・と、彼に言われていた私は、

今回の彼曰く  『終わりの残酷な話』  をされる前にアシュレイのサイトに登録した

もちろん彼にはその旨を伝えていた。

彼には、いつもの事・・・とまったく気にしていない様子だった。



その後、彼から『残酷な話』をされた後・・・私は・・・他の誰かの奴隷になるべきか・・・
悩んだ。

今までの『奴隷解放』ではなく・・・・奴隷を辞めなければいけない・・・
不可抗力の問題なのだから・・・。

私のわがままで何とかなるものではないのだから・・・・。

本当に終わりなのだから・・・・。



数人の人と、メールをした。

魅力的な男性もいた。

条件も、それなりに整った人もいた。


でも・・・彼ではない・・・。

彼は、私の心を身動きできないまで、支配し続けている。
どうする事も出来ない条件が・・・いつも埋まらない。

マゾヒストは・・・・どんな風に、終わりを受け入れられるんだろう・・・。



(私のブログは、読んでいてイライラする(笑)と・・・言われる事がある。

心のまま綴っているので・・・ご容赦ください。

私は、情けない・・・優柔不断な女なのです。)

一貫した冷たさ・・

2015/06/27 09:52
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朝早く、彼が会議で出かけた後、私は、部屋に残り昨夜の調教を思い出し

そっとベッドにもぐる。彼が寝ていた枕に・・・そっと顔を近づける・・・ほんのり彼の香りがする。

まだ、ベッドに彼の体温が残っているような気がして・・・彼を堪能する。

ストーカーみたいな自分に少しおかしくなる。

ハンガーにかけてある、昨夜着ていた彼のスーツに触れてみたくなるが
私のフレグランスの香りが移ってしまったら・・・と思い・・・静かに眺めるだけにする。



『今回は同じホテルに連泊だから、恭子は朝ゆっくり出来るぞ』と彼が言ってくれた。

『僕は、7時から会議だから、その前には出るが・・』・・・・と。



いつもの私は・・・・
役職が上がった彼のとる部屋は・・・ランクが上がり、窓からの景色が見事だったりする。

彼と一緒に高層窓からの夜景を眺めることもないし・・・
朝の景色を見る事もない。

私は、静かに、カーテンを開け、一人夜景を目に焼き付ける。
彼がいる部屋の記憶・・・として。
奴隷らしすぎる・・・扱いにすっかり慣れてしまっていた(笑)

5時ごろに起きて、静かに彼を起こさぬように・・・・
物音を立てぬように・・・・身支度を整え
6時にはホテルの部屋を後にする。
シャワーを浴びたいが、以前シャワーの音がうるさい・・・と
言われた記憶があり・・・シャワーさえ気が引ける。


甘い朝は、記憶にない。

彼が寝ている間・・・さよなら・・・さえ言わずに部屋を出る事もある。

そんな朝は、決まって快晴のさわやかな朝だったりする。
人も少ない地下鉄を待つ間・・・なんとなく、ただの『性処理奴隷』 的扱いに
急に悲しくなり、涙してしまう事もある。

少し寝不足な、ほとんど化粧のない私は・・・涙が似合いすぎて・・・・
人に見られないように下を向いて時を送る。

『もうやめよう』・・・・何度も思ってきた。

『今回で終わり』・・・そう心に決める。

私は、こんな惨めな女を望んでいたわけではない・・・。

それでも・・・彼が愛しくて・・・また次の調教のメールに心踊り
彼に鞭打たれに来る。




『今回は、恭子は、朝ゆっくり出来るぞ』  という言葉少ない彼に・・・
 
『いつも・・・少しは、私をかわいそうだと思ってくれていたのですか?』と・・・冗談交じりに彼に尋ねると

『そんな事は思わない。恭子は奴隷なのだから』  と一言。


人1倍シャイな彼の・・・垣間見える温かさに、私は惹かれているのだと思う。

仕事の重圧、ストレスを私の前であらわす事はなく、
いつも淡々と冷たい・・・だから・・・逆に、不機嫌で当られたりと言うこともない。

いつも、一貫して冷たい(笑)

私は、機嫌が良かったり、悪かったりで人に当たるタイプが苦手だ。

機嫌がいいときは良いが・・・その逆は、対応に困るから。


彼から調教を受けた翌日、ニュースで彼の立場を知ったりする事もしばしば。

良くそんな状況で、私とSMプレーに身を置けたものだ・・・と
感服する事もある。

彼は・・・精神的にどこか・・・変。
彼は・・・精神的に・・・・・強い。

サディストは、自分の中に物事を抱え込み、自分で飲み込む。

オロオロするばかりの・・・私には、彼はとても安心できる存在だ。

表だった優しさを・・・表現する事はないのだけれど・・・・心の奥深くが
やさしい。

サディストが魅力的な理由。

だから、彼の奴隷で居続けられた。




回想・・・ミストレスで・・銀座のママとⅢ

2015/06/30 09:01
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銀座のママの出来事の時に彼が、ミストレスで彼はセビアンで買ってくれた
皮のコルセットを鞄から出した。

私と二人の時は、ほとんど笑顔を見せる事なんかないのに・・
ミストレスでは、少し照れくさそうに笑いながら、『皮の拘束衣』を取り出した。

セビアンの店員さんが、かわいい・・・とか・・・いつもの彼らしい会話なのだけれど
散々、銀座のママと彼に蔑まれた私には、心の余裕がなかった。
(銀座のママは、決して意地悪な女性ではなく、私の気持ちを察してくれて
たくさん気を使ってくれた・・・今でも、申し訳なく思っています)

いつも、他の若い女性を褒めたり、他の奴隷を見習え…と言われたり・・・
慣れていたはずなのに、心が一杯一杯になってしまっていて・・・思うように言葉が出てこなかった。

決して、嫌味を言うつもりも、拗ねるつもりもなかった。

でも、今考えると私は、嫌味な我が儘な女だった。
彼の『彼女』『愛人』にでもなったかのように・・・勘違いしていた行動だった。

彼は、私に立ち上がるように命令し、皮のコルセットをみんなの前で着けさせようとした。。

痩せていない私に、すんなり入るはずはなく、人前で恥をかきたくない・・・という気持ちが先走り
『銀座のママに差し上げてください』とよく意味のわからない事を口走った。

彼は、ミストレスでは、あまり怒る事がないのに・・・その時はかなり怒っていた。

私は、半分、泣きじゃくっていた感じだったから・・・・いい年をして本当に情けない。

今考えると、私は、せっかく彼がゲストとして呼んだ『銀座のママ』に不愉快な思いをさせ
彼の面子を思いっきり潰してしまったのだから・・・・。



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私は、愚かな『嫉妬心』 と  『独占欲』 に覆われてしまい・・・・・彼から調教を受けてきた『奴隷の心得』を
まったく実行できていなかった。

罪悪感と後悔と・・・身動きできないぐらい打ちのめされていた。

ふと気がつくと、銀座のママが席を立ち姿が見えなくなった。
私は、彼に 『銀座のママはどこに行かれたのですか?』 と尋ねた。

『帰ったんじゃないか。たぶん怒って』 と彼は、答えた。

『私のせいですか?』・・・と半泣き状態で私は、彼を見つめた。

心の何処かで・・・・『気にしなくて良い』 という彼の言葉を期待していた。

『そうなんじゃないか』 と彼は、やっぱり彼らしく冷たく言い放った。

『どうしてくれるんだ』・・・・と。


私は、彼の言葉を最後まで聞き終えずに、歩きにくいハイヒールで、ミストレスの階段を
何度も転びそうになりながら、駆け下りた。

六本木1丁目の地下鉄の駅から徒歩5分もかからない場所にあるミストレス。
でも、銀座のママは、地下鉄は使わないだろうから・・・タクシーを拾うから
もしかしたら間に合うんじゃないかと・・・なりふり構わず追いかけた。

気がつけば、奴隷のはしたない格好で、私は、六本木の夜の街に出ていた。

途中、ドイツ人の男性に会い『恭子さん、どうしたの?』と声をかけてもらったが
『こんばんは』と挨拶するのが精一杯だった。

銀座のママの姿は見えず・・・私は、途方にくれた。

『取り返しのつかない事をしてしまった後の後悔』・・・・ってこんな感じなんだな・・・と、身に染みた。

子供だったら、泣きながら 『ごめんなさい』 をすれば許される事もある。
だって・・・子供は純粋ない持ちで、私のように  『嫉妬・自己主張・虚栄心』  からの行動ではないから
『ごめんなさい』・・・で許される。

私の場合は、本当に女の醜い部分が招いた事だったから・・・。

このまま・・・消えてしまいたい気持ちだった。

このまま・・・何もかも・・・なくなってしまったら・・・。

どのぐらい・・立ち尽くしたか・・。

『もしかしたら、彼が探しに来てくれるかもしれない』・・・なんて
甘い妄想を描いていた私は、心の何処かで・・・まだ・・・まだ・・・自分に甘い事に気がついた。

彼の怒った顔が想像できた。まだ怒っているなら・・・マシな方だ。
『落胆した諦めた表情』の彼が・・・1番こたえる。

彼にはじめて鞭をいただいた時に、私はあまりの鞭の痛さに、縛られた縄を全力で解いて
逃げ出した。その時の彼の 『落胆した表情』 を思い出した。

ある意味『放置プレー』 に何処か共通する・・・・怒ってさえもらえない事。

恐怖と自己嫌悪とで、私は、今までになく重い足取りでミストレスの階段を上った。

すごーく・・・長く感じたミストレスの階段だった。



回想・・ミストレス・・・銀座のママⅣ

2015/06/30 09:49
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ミストレスに戻ると・・・銀座のママは、彼と和やかに話をしていた。

銀座のママは、化粧室に立っただけで、私は、彼のどこまでも意地悪で
冷たい対応に・・・・言葉を失った。

いつも、いつも・・・・一生懸命に彼を想っている。

いつも、いつも・・・・・彼に対して真剣だ。

その真剣さが・・・彼の負担になっているような気がする。

もっと、楽に・・・もっといい加減に『愉しめ』るようにならなくちゃいけないのかな・・・。



時々、同じマゾヒストの女性からメールをいただく。

私以上に真剣に、心から主を慈しみ、身もだえする心を織り込んだメールに
私も涙する事がある。

いい加減な関係は・・・・いらない。

いい加減な関係では・・・鞭の痛みは我慢できない。

いい加減な関係は・・・何も残らない気がする。

彼は、どんな関係を望んでいたんだろう・・・・。

時々、メールを下さった、私同様に真剣なマゾヒストの女性の話を
彼にする時 『いい内容だ』 と言ってくれていた。

彼が望んでいた『主従関係』。

『SMは、情がなければ意味がない』  と常々言っていた。

『恭子を精神的に痛めつけると興奮する』・・・・・と。


主が愛しくなくては、引き起こされない感情だ。

でも、愛しすぎる故に・・・失態も繰り返す。

どうか・・・愚かなマゾヒストを・・・大きく包み込み
お許しください。

彼が愛しいゆえの・・・愚かさなのです。

『気にする事はない。』と言ってくれたのは、銀座のママの調教から
数ヶ月たった後の事だった。

『恭子がああいう行動をとる事は、予測済みだ』・・・と。

『貸し出し調教前に、重なってしまったのは、予定外だったが・・・』
と・・・・・。

今でも、あの『銀座のママ』の後遺症は、私を苦しめ続けている。

いつか、本当に彼が新しい奴隷を見つけてきた時に、私はどんな対応をしてしまうんだろう・・・
と深く深く反省した。

そして、彼への想いを・・・想いの深さを、思い知った。



追伸  

『さやかさんに、『あれはやりすぎ』と怒られた(笑)』と、彼は、後日話してくれた。

私の彼への想いを知ってくれている、さやか様は、私の気持ちを
うまく彼に伝えてくれる。

私もさやか様のように・・・・彼と接する事が出来たら良いのに・・・と思う。

以前、さやか様にも愚かな『嫉妬心』を持っていた事が
恥ずかしい・・・。

私って・・・本当にいやな女だ・・・深く反省。

彼とさやか様は・・・・何処か似ている。

うわべだけではない・・・真っ直ぐなものを持っている。

私の知らない 『絶対的愛情』 と言うものを持っている気がする。

幼児期に私が得られなかったモノを・・・。

彼が鞭打てなくなっても・・・

2015/06/30 10:09
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毎朝のオナニーは、ほんの少し欲求を冷ますための物。

決して・・・SMに対する感情が消える物ではなく・・・無性に
SMが欲しくなる時がある。

先日、米国会で同性愛が認められた。

いろいろな愛の形があってしかるべきだし・・・・SMは、法を侵す内容以外は
罪ではないはず。

お互いの合意の下で満たされる関係なのだから。

やっと見つけた彼。

彼の居ない『SM』って・・・ずっと考えていた。

SM的に興奮はしても、心が何処か満たされない。

彼の言う『情』と言うものがあって、はじめて、奥深いSMプレーになるわけであって・・・。

私は彼に、メールをした。

『おはようございます。

ここ数日、聞き分けの良い私と、ワガママな私があちこち現れて、申し訳ありません。


最期は、主である、F様が決められる事ですね。


私の、ワガママレベルでは、ありませんね。


F様が危険だから、辞めたい…とお考えでしたら、私は、身を引きます。
そう、躾けられてきました。

また、息抜きに、秘密を守れる会い方で、最下位便器必要な時は、お呼びください。
ここ数年、都内一緒に歩く事も気をつかってきましたし、食事やその他、一緒にいるのは、避けてきました。

確かに、ミストレス、アルファインは、もう、やめるべきでしたね。SM嗜好が露呈してしまいますから。



全てをやめるなら、ストーカーしません。

おとなしく、茶飲み友達まで、我慢します。
F様が定年退職される頃、私は、50代だから、まだ、マゾヒスト現役めざします。
F様が、鞭打ちたいと思ってくださるように、若くいられるように努力します。

F様の奴隷で待っています。

『ばあさんになるまで、恭子は私の奴隷だ』と言ってくださっていました。

F様の奴隷で居させてください。



ただ、この性癖は、息抜きも必要なのかな…と。

偉くなる人は、どうしてるんだろう…と。

よくわからない世界です。

とにかく、F様は、偉くなられました。
自慢の主様です。誰にも自慢できないのが、残念ですが。



F様を一番に、ご検討ください。

心から、F様が愛しい存在です。

F様の足を引っ張る事は、絶対にしたくありません。

F様の幸せが、奴隷である私の幸せです。


先日は、電車の中で泣きました。逆に、泣かないような奴隷なら、信用できません(笑)。
心から、お慕いしている証拠です。


《提案》

私は、アルファインや、ミストレスを断ちます。

確かに、妖しい雰囲気は魅力的ですが、私のSMは、F様存在してくれてこそです。



F様と二人で、SMに耽る世界が、私のSMの世界です。

F様のHotelの部屋に私が、密かにはいり、密かに出る。

もしくは、私のHotelの部屋に、F様が密かにはいり、密かに出る。

F様と一緒に行動することなく、SMの世界を共有したい…。


ここまで、調教されてしまうと、他の主は、考えられません。

主が鞭打てなくなっても、足元にひれ伏す奴隷でいたい…と、望んでいました。

調教は、成功でしたが…
その、調教の成果が、邪魔になってしまうなんて…残酷です。

F様。

やっぱり、最強のサディストです。』

そのメールを出したあと、彼から返信はなく・・・その間私は
1日おきに『諦めます』・・・『諦められません』を交互に繰り返した。


そして・・・最後に私は、彼にお願いをした。

『どうか、私からF様の奴隷・・・と言う居場所取り上げないでください』・・・と。

『会えなくてもかまいません。  ただ、F様の奴隷で居たい』・・・と。